おいしいだけじゃない!お酒を飲むときにおつまみも一緒に食べるべき理由とは?

お酒雑学

お酒の席に欠かせないのがおつまみの存在。
日本酒には和食、揚げ物にはビールやハイボール、なんて定番の組み合わせやお酒とおつまみのマリアージュ(相性)を楽しむ人も多いと思います。

おつまみは単においしいというだけではなく、身体のためにも良い効果をもたらすのを知っていますか?

お酒を飲むときはぜんぜん食べなくなる、塩だけで飲めるというゴリゴリの呑兵衛にも知ってもらいたい情報です。

おつまみがもたらす効果とは

お酒の席では欠かせないおつまみの存在。お酒に合わせておつまみを変えたり、逆に食べ物に合わせて飲むお酒を変えるなど楽しみ方も様々。

実はおつまみには空腹を満たすだけでなくお酒の吸収を遅らせる重要な役割も持っています。

アルコールから胃腸を守る

おつまみが身体にもたらす効果として、まずアルコールから胃腸を守る働きが挙げられます。

空腹の状態でアルコールだけを摂っていると、胃腸が攻撃され荒らされてしまいます。そこでおつまみを食べることで胃の中の食べ物が粘膜の上に層を作り、胃を荒らすことが少なくなるほかアルコールの吸収を遅らせます。

空腹時の飲酒は酔いを早める

空腹時にお酒を飲むと酔いが早くなることは多くの人が経験をしているのではないでしょうか。

アルコールは他の食品と異なり、消化されることなく吸収されます。通常では飲んだ量の20%程度は胃から、残りは小腸上部から吸収され流とされ、胃からの吸収に比べて、腸からの吸収は速いとも言われています。

そのため、空腹時にお酒を飲むと胃を通過し直接小腸での吸収が行われるため、普段よりも酔いが早まります。さらに、空腹時に濃い酒を飲むと、アルコールの吸収が加速されて、血中濃度の上昇がさらに速くなるといわれています。

そこで食事やおつまみと一緒に食べたり飲んだりすることで、アルコールが胃に留まる時間が延び吸収が遅くなるのです。血中濃度も低く抑えられるために、飲酒時にはおつまみも食べた方が良いとされる理由です。

アルコール分解に使われる栄養素の補給

また、お酒を飲むと胃と小腸で吸収され、肝臓で分解されます。

肝臓はアルコールを酸化させ、アセトアルデヒドという有害物質に変化させ、更に酢酸に変え最終的には「二酸化酸素」と「水」に分解して体外へ排出します。

このとき、肝臓を活発化させるためには多くのタンパク質が使われます。そして、アルコールを代謝させるためにビタミン(特にビタミンB1)が必要とされるため、おつまみから摂取することでアルコールの分解と代謝を促すことが可能です。

お酒を飲むときにおすすめの健康的なおつまみ

上記の理由から、おつまみはおいしいだけでなくアルコールの吸収を遅らせ肝臓の働きに役立ちます。
好きなお酒を飲みながらおいしいおつまみを楽しむのは幸福な時間ですが、その中の一品を身体に良いおつまみにしてみてはいかがでしょうか。

枝豆や豆腐などの大豆食品でタンパク質を摂取

大豆にはビタミンB1が豊富に含まれており、植物性の良質なたんぱく質で肝臓の働きを助けます。

また動物性のタンパク質(牛肉や豚肉、鶏肉)を摂ると飲み過ぎ食べ過ぎによる二日酔い、脂質や炭水化物の摂りすぎを防いでくれる役割もあります。

食物繊維が豊富なキャベツやごぼう

食物繊維は水溶性と不溶性のものに分かれており、水溶性のものは腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やす効果があります。

不溶性の食物繊維は消化されにくいため胃や腸の中をゆっくりと時間をかけて通過するためにアルコールの吸収を抑えたりお腹が空きにくくダイエットにも最適な食材です。

葉酸を補給できるレバーやほうれん草

アルコールを分解する際には多くの葉酸が使われ、日本人には不足しがちな成分でもあります。
葉酸には脳卒中や心筋梗塞、認知症などを予防するのに必要とされているため、日頃から積極的に摂取したい栄養素です。

この葉酸を多く含むのが牛レバーや豚レバー、野菜ではほうれん草や枝豆、ブロッコリー、アボカドなどです。

締めのラーメンでも栄養補給のサポートが可能

飲んだ後の締めのラーメンは太る原因とも言われていますが、アルコール分解の栄養補給的観点から言えば、あながち悪いものでもありません

締めにラーメンが食べたくなる理由としては、糖と水分と塩分を身体が欲しているから。
糖は肝臓でアルコールが分解される際にエネルギーとして消費されるため、糖が豊富に含まれている炭水化物が欲しくなり、塩分と水分はアルコールの利尿作用により最大で飲んだ量の1.5倍も排出することもあるために身体が求めるそう。

そうした観点から見ると、糖、水分、塩分を効率よく摂取できるラーメンは合理的な食べ物であると言えます。
スープや具に含まれている様々な栄養素もアルコールを分解するために必要とされるため、一度に補給できる食品と言っても良いでしょう。

しかし、もちろん高カロリーなメニューでもあるため食べる量と頻度には気をつけたいところです。

お酒とおつまみは適量で健康的な飲酒生活を

楽しく飲んでいると、ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎてしまうこともありますが、お酒もおつまみも適量にし、なるべく健康に気を使っていきたいものです。

アルコールの吸収や分解する際には多くの栄養素が使われているため、おつまみには野菜やヘルシーな肉、レバーなどを中心に選んでみてはいかがでしょうか。

 

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