勲碧酒造、平成最後の酒蔵開放イベントリポート(2019年4月)

愛知(イベント)

愛知県江南市の勲碧酒造(くんぺきしゅぞう)。2019年4月6日(土)、7日(日)に開催された「第18回 勲碧 酒蔵開放」にお邪魔してきました!

勲碧酒造とは

愛知県江南市に蔵を構える勲碧酒造。
水と酵母へのこだわりを貫き、大正4年(1915年) の創業から100年以上も続く酒蔵です。地下数百メートルを流れる木曽川の伏流水を一切加工せず、自然のまま使用。さらに酵母は控えめな奥行きのある香りと深い味わいを醸し出す10号酵母しか使いません。
ここで造られるお酒は社長自ら杜氏を務め、家族で少量ずつ仕込み、一本一本を心を込めて醸しています。

協会10号酵母

協会10号酵母は「明利小川酵母」とも呼ばれ、明利酒類株式会社にて分離されました。この酵母の特徴は酸(特にリンゴ酸)が少ないことと、高い吟醸香を出すこと。香りが高いことから吟醸酒に、また酸が少ないことから純米酒にも向いているとされます。もろみの経過は低温長期型、アルコール耐性が弱いため扱いが難しいといわれています。

勲碧酒造の酒蔵開放イベント

名鉄名古屋駅から電車で約20分、布袋駅に到着しました。イベントの日は無料の送迎バス3台が随時駅と酒蔵を往復し、来場者を歓迎してくれます。

地元の人をはじめ多くの勲碧ファンが心待ちにしているこのイベント。勲碧酒造の一押しのお酒が無料で試飲できるほか、有料チケットを購入すれば杜氏渾身のレア酒や数々の賞を受賞している限定酒、桜酵母を使用したお酒など多様なお酒の試飲も可能です。

普段は見られない酒蔵を開放

入り口で受付を済ませ無料試飲チケットを受け取り蔵へ入ると、さっそく仕込み水の試飲ができます。先述したように地下100メートルから汲み上げた木曽川の伏流水をそのまま使っているため、優しい口当たりが特徴。高度が高いほど発酵が進みやすくなるといわれるなか、この仕込み水は4~5度。私たちになじみのある南アルプスの天然水(ペットボトル)が30度となることから、相当まろやかでソフトなことがわかります。

さらに奥へ行くともろみを発酵させているタンクが並びます。上からのぞき込むと、もろみがフツフツと発酵している様子が見え、普段では見られない貴重な体験。
※もろみを見る時は別途配布されるヘアキャップを着用してください

また蒸した米の温度を覚ます部屋なども開放されています。

いよいよ試飲コーナー

お酒を造る工程やお酒ができるまでの裏側を覗き見たところで、いよいよ完成されたお酒の試飲ができます。蔵の中は人・人・人。勲碧酒造の人気が伺えます。
試飲コーナー入り口には有料試飲券が販売されていて、1冊8枚付きで400円。無料試飲カップよりも少し大きめの試飲用カップももらえます。

無料試飲コーナー

入り口でもらった無料試飲チケット(2枚)で2種類のお酒の試飲ができます。今回いただけるのはおりがらみの生酒と無濾過生原酒。それぞれ味わいが違うものの、どちらもふくよかで深い味わいがありました。

有料試飲コーナー

無料試飲コーナーからくるりと振り返れば有料試飲コーナーが。お酒の種類により試飲に必要なチケット枚数が異なり、レアなお酒や高価なお酒ほど枚数が多くなります。それでもチケット4枚(200円)で一升瓶10000円するお酒の試飲ができるなら安いものです。ここでしか飲めないお酒、ここでしか買えないお酒を吟味し購入する。それこそが試飲の醍醐味ですからね。

立ち飲みコーナー、フードコーナー

そして蔵の外へ出ると、立ち飲みコーナーが用意されています。おつまみの持ち込みは禁止なので、みんなここで買って食べたり飲んだり。購入した日本酒をさっそくここで開封し、飲み切って帰っていく強者も珍しくありません。

良く煮込まれたおでんや日本酒と相性抜群の珍味、唐揚げやてんぷら、助六寿司など豊富なおつまみが揃っています。
無料配布の甘酒もあるため、寒くてもほっこり。
酒粕を使ったパウンドケーキはしっとりふわふわで毎年人気のおみやげです。

そして日本酒ハイボールや美酒ポン(日本酒にフルーツを漬けた和風サングリア)などの変わり種も。

美酒ポンの「ポン」はフルーツポンチの「ポン」だそう。リンゴやイチゴなど旬の果物もりだくさんで香り豊かな日本酒ととてもマッチしていました。

桜の名所、五条川の散策も

そして勲碧酒造の近くには、桜の名所、五条川が流れています。4月上旬でちょうど満開の季節。酔い覚ましの散歩がてら、桜を眺めながら川沿いを歩いてみても気持ちよいでしょう。

勲碧酒造 酒蔵開放インフォメーション

住所: 愛知県江南市小折本町柳橋88番地
日時:2019年4月6日(土)、7日(日) 10:00~15:00
入場料:無料
アクセス:名鉄犬山線「布袋駅」下車、徒歩20分
※イベント時は無料送迎バス有 随時運行
駐車場:あり(数に限りあり)
問い合わせ: 0587-56-2138

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