名古屋市営地下鉄・JR中央線「大曽根駅」から徒歩2分ほどの場所にある「佐野屋」。大正15年から約100年続く、老舗の酒販店です。現在は3代目の店主へと引き継がれ、平日・週末問わず多くのお客さんで賑わいます。
佐野屋は店内で購入したお酒をその場で飲める「角打ち」ができるだけでなく、生ビールや手作り惣菜、市場直送のマグロも味わえるのが大きな魅力。しかもお酒もフードもリーズナブルなため、まさに角打ちと立ち飲み屋のハイブリッド的存在です。
佐野屋の店内の様子は？
さっそく佐野屋に入ってみましょう。入口には「金虎酒造 特約店」「赤兎馬会 加盟店」「極上吉乃川 取店」の文字のほか、キンミヤ焼酎のロゴなどがあります。
店内の入口側はお酒の販売スペース。焼酎、日本酒（地酒）、ワイン、ウイスキーなどオールマイティなラインナップ。
冷蔵ケースには缶ビール・チューハイ、日本酒の瓶などが並びます。「この棚は立ち飲みOK」のシールもあり、店内で述べるもののが分かりやすくなっています。
佐野屋の角打ちスペース
お店の奥半分ほどのスペースは角打ちスペースです。店内で購入した缶ビール、缶チューハイのほか、生ビール・瓶ビール、ホッピー、サワー、日本酒、焼酎などさまざまなお酒も提供しています。
立ち飲みスペースは大きなコの字カウンターと、壁際のカウンター。画像向かって左側は喫煙可、壁際のカウンターは禁煙スペースと分かれています。
地元の常連さんをはじめ、一人客が多いですが、若い女性やグループのお客さんもおり、店内は賑わっています。バンテリンドームが近いことから、試合前や試合後にユニフォーム姿で訪れる人も少なくありません。
平日の昼間は比較的空いていますが、休日は満員になることもしばしば。混雑しているときはできるだけ多くの人が利用できるよう、スペースを詰めるなどの協力が必要です。
佐野屋のお酒・料理のメニュー
佐野屋は角打ちながらもお酒・フードメニューが豊富です。お酒は瓶ビール（アサヒ・サッポロ・キリン）、生ビール、ホッピー、ハイボール、焼酎、日本酒などさまざまな種類があります。佐野屋の魅力は、何と言っても価格の安さ。生ビール（中）300円、瓶ビール（大）350円と、価格高騰が続く中でもお客さんのために何とか価格を維持してくれています。
おつまみは日によってラインナップが異なります。季節の野菜を使った料理や、日によっては豚の角煮、揚げ物を出すことも。お酒をメインに飲みたい人も、しっかり食べたい人も満足できます。
角打ちスペースの一角にはスナック、缶詰などもあります。
焼酎・地酒が250円〜飲めるのも安い！
佐野屋に行ったら、ぜひ食べていただきたいのがマグロの中落ち。毎日市場で仕入れているため、鮮度も味も抜群です。
どの料理も一人客向けのサイズとボリュームなのも、嬉しいポイントですね。
肉味噌と冷奴を頼み、手元で組み合わせて「肉味噌やっこ」にするのもおすすめ。ちょっとした小皿系のメニューが豊富なので、好みによっていろんなアレンジができそうです。ゆで卵も、隠れた人気メニューです。
調味料も各種揃っています。
日本酒はコップ酒。酒場ならではの趣があり、こういうの「が」いいんですよね。
佐野屋のシステム・ルールは？
佐野屋はキャッシュオンのシステムです。お酒や料理をオーダーし、受け取るときにお金を払います。一人ひとつ、小銭をいれるお皿を用意してくれるので、そこにお金を入れておくと必要な金額を取ってくれますよ。
また、店内には佐野屋の立ち飲みルールが貼ってあるので、一読しておくと良いでしょう。
空き瓶や空き缶はセルフで片付ける、食べ終わったお皿は返却スペースに戻すなどのルールはありますが、分からないことがあれば店員さんや常連さんっぽい人に聞くと教えてくれるので、そこまで身構える必要はありません。
基本的にはお店に来た人のファースト・オーダーが優先となり、混雑しているときはお互いに譲り合いながら利用するなどの配慮が大切です。
空き瓶・空き缶を片付けるスペース
名古屋の人気角打ち「佐野屋」へ行こう！
佐野屋は雑誌やメディアでも取り上げられたことのある、名古屋では有名な老舗角打ちです。休日には多くの人が訪れる名店のため、午前中や早い時間が狙い目かもしれません。安く飲めておいしい料理も味わえる角打ち「佐野屋」で、楽しいひとときを過ごしてくださいね。
【佐野屋】
住所：愛知県名古屋市北区大曽根3-13-13
電話番号：052-991-8175
営業時間：平日10：00〜21：00、土・祝日10：00〜19：00、日曜12：00〜18：00
定休日：不定休（毎月Instagramで発信）
Instagram：https://www.instagram.com/sanoya0430/